この記事は、韓国で25万部を超えたベストセラー、ハ・ワン氏の著書「あやうく一生懸命生きるところだった」の要約や名言を紹介します。
「あやうく一生懸命生きるところだった」は、40歳を目前に何のプランもないまま会社を辞め
「一生懸命生きない」
と決めた著者が、その体験から「自分らしく生きるヒント」を教えてくれる本です。
実際に読んでみて、読了後は「気負わずに生きていこう」と肩の力が抜けて少し楽な気持ちにになりました!
「あやうく一生懸命生きるところだった」は、次のような人にお勧めです。
- 一生懸命頑張っているのにうまくいかずモヤモヤしている人
- 自分がなんのために頑張っているのかわからなくなってきた人
- 社会や他人の評価を気にして疲れてしまった人
- 人生にしんどさや生きづらさを感じている人
- 韓国の大ヒット作が気になる人
早速詳しく紹介していきます!
「あやうく一生懸命生きるところだった」のあらすじ
筆者は『立派で幸せな』人生を目指し一生懸命努力しましたが、出世はできず、結婚には至らず、人並みにしか稼げませんでした。
よく見られようと頑張れば頑張るほど苦しく、「幸せになるどころが不幸になっている気がする…」と気がついた筆者は退職を決意します。
この本は筆者が「一生懸命生きる」のをやめた実体験から、エッセイ形式で「自分らしい生き方」を教えてくれる本です。
「あやうく一生懸命生きるところだった」を要約
この本の内容を下記の3つのポイントにまとめて要約します。
「世間が定義する幸せ」≠「自分の幸せ」
この本では、周囲の価値観に囚われず、自分なりのポリシーを持つことの大切さを教えてくれます。
社会には、暗黙の了解かのような「正解や理想像」が存在しています。
「夢のために一生懸命働いて、お金を稼ぎ、結婚して家族と暮らす」=「幸せ」のような。
そして、このような理想像から、「結婚すべき」「出世すべき」「夢を持つべき」という風潮が浸透しています。
世間の定義する理想像に向かっていても、自分にとっての「幸せ」の理想像と違うのならば、頑張っても苦しくなってしまいます。
そこで、社会や世間の風潮を手放して、他人と比べず、自分なりの「自由」や「幸せ」に向き合うことが大切です。
「誰がお金持ちになるのか競争」や「誰が一番早く結婚するのか競争」といった社会が作ったレースではなくて、一度立ち止まっても良いので、自分の道を自分のペースで歩きましょう。
「未来のための我慢」よりも、「現在の自由」を優先する
筆者は、現在の自由を優先する生き方を選んでいます。
具体的には、「お金のために自由を後回しにしない」という考えに基づいて、「今の生活が維持できるくらい働けばいい」と思って働いているそうです。
これまでは不確定な未来に対して我慢して貯蓄をしていたが、今はそれを辞めて無理のない範囲で働き、現在の幸せを追求しています。
また、不確定な未来を怖がらずに、現在の幸せのために行動してみることを推奨しています。
行動して失敗しても、試しもせずに諦めるよりも後悔が残りません。
夢や恋が叶わなくても行動したことには意味があります。
期待値を下げると幸せに近づく
当著では、あらゆることへの期待値を下げると幸せが近づくと教えてくれます。
期待をするから失望します。
期待を手放すと、毎日は小さなラッキーの連続と思えるようになり、幸福感が増します。
例:行動に見返りを求めない
→「努力したのにうまくいかない…」と失望するのではなく、うまくいかなかったらそれはそれで受け入れられるし、うまくいったら「うまくいってラッキー!」と思えるようになる。
自分に対しても同様で、期待をするから理想と現実のギャップに苦しくなってしまいます。
自分への期待値を下げ、「自分はこのくらいの人間」と受け入れると、「ありのままの自分も悪くない」と自尊心を高めていくことができます。
「あやうく一生懸命生きるところだった」の名言・名フレーズを紹介
「あやうく一生懸命生きるところだった」の名言・名フレーズを紹介します。
そっと背中を押してくれるようなフレーズがたくさんあります。
ハ・ワン(著),岡崎暢子(翻訳)
- 時間は、何かをしてこそ意味があるわけではない。時には、何もしない時間こそ大きな意味がある。
- 目的のない、優雅なムダ足を楽しもう。楽しみはそんな時に訪れるかもしれない。
- 本当にやりたいことは”探す”のではなく"訪れる"ものなのだ。
- 結果なんかわからないのだから、自分の好きなことをやったほうがいい。
- 思いっきり夢見ることが許される世の中になってほしい。心からそう思う。そして何より、特別な夢なんか無くても幸せでいられる世の中であってほしい。
- 夢見た通りにいかなくても人生が終わるわけじゃない。与えられたこの人生を生き続けるだけだ。結局、今をどう捉えるかの違いだ。
- 遅れているのは悪いことじゃない。必ずしも、みんなとスピードを合わせる必要はない。
「あやうく一生懸命生きるところだった」
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「あやうく一生懸命生きるところだった」評価や感想は?
「あやうく一生懸命生きるところだった」は、東方神起のユンホさんが読んでいたことでも話題になりました。
SNSでは、「気持ちが楽になった」という感想が多くみられます。
「あやうく一生懸命生きるところだった」
— essentialist KITAKE. (@AcousticLife5) February 23, 2023
"人生のバイブル"
という人が居る意味が分かりました。
頑張ることに疲れた人が
前向きにまた進んでみようかなって
そう思える本です。#繊細さん #読書 pic.twitter.com/Ikx5EKTEQ4
あやうく一生懸命生きるところだった
— 桃 ⸜🍑⸝ (@momo_o417) February 21, 2023
なんかちょうど今私が思ってる事ばっかり書いてある
まだ読み終わってないけど、心が少し軽くなった気がする pic.twitter.com/5ad4dCh6sT
「あやうく一生懸命生きるところだった」の続編は?
「あやうく一生懸命生きるところだった」の続編として、「今日も言い訳しながら生きてます」が2021年に出版されています。
「今日も言い訳しながら生きてます」では、「ストレスフリーな心地良い生き方」を生きるヒントを教えてくれます。
あやうく一生懸命生きるところだった要約&名言:まとめ
この記事では、ハ・ワン氏のエッセイ「あやうく一生懸命生きるところだった」の要約や名言を紹介し、感想や続編情報もお伝えしました。
「あやうく一生懸命生きるところだった」は、「社会の理想のために一生懸命生きる」のではなく、「自分の人生を自分のペースで自分らしく生きる」ヒントを教えてくれます。
読了後は、気持ちが少し楽になるはずです。
イラストも多く読み進めやすいので、ぜひ手に取ってみてください!