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「成瀬は天下を取りにいく」あらすじ・感想を紹介/試し読み・続編情報も

この記事は、宮島未奈さんのデビュー作「成瀬は天下を取りにいく」の感想やあらすじ・目次を紹介します。

後半では、試し読みや続編の情報をお伝えします。

成瀬は天下を取りにいく」は、

主人公・成瀬あかりが地元の滋賀県大津市を舞台に全力で我が道を突き進む青春小説

です。

実際に読んでみて、登場人物が魅力的で、読了後はすごく元気が出ました
非常に読みやすく、2時間ほどで吸い込まれるように一気に読んでしまいました。

「成瀬は天下を取りにいく」は、次のような人にお勧めです。

  • 滋賀県在住の人
  • 本を読んで元気を出したい
  • 青春小説が好きな人
  • 久しぶりに本を手に取る人

続編も要チェック↓

「成瀬は天下を取りにいく」あらすじ

「成瀬は天下を取りにいく」の紹介は下記です。

中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。

コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。

さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。

今日も全力で我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない!

「成瀬は天下を取りに行く」特設サイト https://www.shinchosha.co.jp/special/naruten/

主人公・成瀬あかりが地元の滋賀県大津市を舞台に自分の「やりたいこと・興味があること」に挑んでいきます。

「成瀬は天下を取りにいく」感想:魅力を解説

主人公「成瀬あかり」のぶっ飛んだキャラクターが好きすぎる

読み進めるほどに主人公「成瀬あかり」の魅力に引き込まれます。

私立あけび幼稚園に通っている頃から、成瀬は他の園児と一線をかくしていた。

走るのは誰より速く、絵を描くのも歌を歌うのも上手で、ひらがなもカタカナも正確に書けた。

「成瀬は天下を取りにいく」

主人公の成瀬あかりは小さい頃から天才です。

そして他人の目を気にせずに自分のやりたいことを実際に行動に移します

読み進めるうちに、あかりのストイックな朝のルーティーンや勉強風景もあり親近感が生まれます。

また、幼馴染の「島崎みゆき」を始め、友人に対する彼女なりの愛情や、

異様な地元愛を知るたびに少し不器用で真っ直ぐな「成瀬あかり」がどんどん好きになりました。

現実世界でなかなか出会えないような行動力と勢いに圧倒されながら、「成瀬あかり」の人間性を含めて応援したくなります。

成瀬あかりの周囲の登場人物があったかい

「成瀬は天下を取りにいく」主人公以外に、次のようなメンバーが登場します。

  • 幼馴染の島崎みゆき
  • 主人公成瀬あかりと同じく大津市在住40代同級生の敬太マサル
  • あかりと同じ高校に通う大貫かえで
  • 広島県から来た男子高校生の西浦

「成瀬は天下を取りにいく」の魅力の1つとして、天才で変人の主人公・成瀬あかり周囲の人たちの優しさ・あったかさがあるように感じました。

「成瀬は天下を取りにいく」は6篇で、それぞれの篇で違う人物の視点から話が進みます。

特に幼馴染の島崎みゆきの視点で語られた、「成瀬あかり史をできる限りそばで見ていたい」というフレーズに垣間見える、

主人公・成瀬あかりを全面的に受け入れている部分がたまらなく素敵に感じました。

「成瀬あかり」の側にいられたら、「成瀬あかりの次の挑戦はなんだろう」とワクワクできそうです!

小説の舞台:滋賀県大津市への地元愛が止まらない

「成瀬は天下を取りにいく」では、小説の舞台である滋賀県大津市にまつわるキーワードがたくさん出てきます。

西武大津店膳所高校ミシガンクルーズなどがその例です。

主人公の「成瀬あかり」は地元のことが大好きです。それは大津市民憲章を暗記して全うするほどの地元愛の強さです。

「我が道を行く」成瀬あかりが、ここまで地元愛が強いのは意外なギャップとして愛おしさが止まりません!

「成瀬は天下を取りにいく」の目次を紹介

「成瀬は、天下を取りにいく」の目次は次の通りです。

  • ありがとう西武大津店
  • 膳所から来ました
  • 階段は走らない
  • 線がつながる
  • レッツゴーミシガン
  • ときめき江州音頭

「成瀬は天下を取りにいく」評価や口コミは?

「成瀬は天下を取りにいく」は販売前から話題沸騰の話題作です。

作家や芸能人からの推薦コメントも非常に豪華です。

  • 三浦しをんさん
    青春は琵琶湖の形をしている。真円ではないが広々として楽しく、切ないほどにきらめいているのだ。
  • 辻村深月さん
    自分が人生のどこかで別れてきた「どこか」「何か」が共鳴する、いとおしい青春小説。
  • 友近さん
    迷うことなく推せる小説。成瀬はこんなに面白いのに、業界人って見る目ないんやな! と思わず感情移入してしまった。
  • 柚木麻子さん
    可能性に賭けなくていい。可能性を楽しむだけで人生はこんなにも豊かになるのか。
  • 東村アキコさん
    甘酸っぱくもない、エモくもない、こんな女子中学生爆走物語を私は待ってました!!!
  • 南沢奈央さん
    もうファンです! 私も成瀬あかり史の証人になりたい!
  • 西川貴教さん
    こんなにも『滋賀滋賀』してていいんですか? いいんですね? ありがとうございます!
  • 瀧井朝世さん
    心してページをめくってください。成瀬の魅力に心臓を撃ち抜かれます。
  • Aマッソ・加納愛子さん
    成瀬になりたくて、なれなかった。だから芸人になった。
  • 村井理子さん
    読めば景色が一変する。青い湖面が美しく光る大津港に、成瀬を探しに出かけたい。
  • 吉田大助さん
    出会えたことが人生の奇跡。成瀬がそうだ。この本がそうだ。死ぬほど元気になれます。
  • 石田衣良さん
    新しい滋賀小説の誕生! 成瀬はいい子だから、天下を取って、二百歳まで生きてほしい。

また、SNSでも「面白かった」という感想が多くみられます。

「成瀬は天下を取りにいく」:試し読みができるのはどこ?

新潮社の「成瀬は天下を取りにいく」特設ページから試し読みができます。

2か月限定(2023年5月半ばまで)で一篇「ありがとう西武大津店」が全文公開されています。

新潮社の「成瀬は天下を取りにいく」特設ページ

※追記:↑2023年12月時点も試し読み公開中です。

「成瀬は天下を取りにいく」:続編は?

「成瀬は天下を取りにいく」の続編はあるのか調べたところ、成瀬を主人公にした続編を執筆中だそうです。

(2023年3月20日毎日新聞より)

楽しみですね!成瀬が天下を取るまで、見届けたいです!

※2023年12月追記:続編「成瀬は信じた道をいく」が2024年1月24年に発売されます!

まとめ

この記事では、宮島未奈さんのデビュー作「成瀬は天下を取りにいく」の感想やあらすじ・目次を紹介し、試し読みや続編の情報もお伝えしました。

繰返しになりますが、「成瀬は天下を取りにいく」は、主人公・成瀬あかりが地元の滋賀県大津市を舞台に全力で我が道を突き進む青春小説です。

とても読み進めやすい小説なので、「成瀬は天下を取りにいく」は、次のような人にお勧めです。

  • 滋賀県在住の人
  • 本を読んで元気を出したい
  • 青春小説が好きな人
  • 久しぶりに本を手に取る人

気になる方は、ぜひ手に取ってみてください。

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