この記事では、HSP専門カウンセラーの武田友紀さんの著作である「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本の、
- あらすじ・要約
- 感想
- 試し読みの情報
などをお伝えします。
この本では、アメリカのアーロン博士が提唱したHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン/Highly Sensitive Person)を、親しみをこめて「繊細さん」と呼んでいます。
この本を読むと、「繊細でストレスを感じやすい人が繊細な感性を大切にしたまま楽に生きる方法」を知ることができます。
この本はこんな人におすすめ
- HSPの自覚があり、自己理解を深めたい人
- HSPの性質との向き合い方を模索している人
- 身近にHSPがいてその性質を知りたい人
早速、あらすじや感想レビューを詳しく紹介していきます!
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「繊細さん」の本・あらすじ
この本の主題は、「生まれつきの繊細な性質を大事にした上で、楽に生きていく技術を身につけよう」というものです。
- 「繊細さは克服すべき課題だ。」
- 「うまく生きていくには鈍感にならなくては。」
このようにネガティブに考えたり、非繊細さんと比べて落ち込む必要もありません。
気がつくのは自然なことです。なぜなら、生まれながらに「刺激に反応しやすい性質」なのだから。
本書では、繊細さを肯定的に捉えたうえで、繊細な性質を生かして楽に生きるための技術を伝えてくれます。
技術なので練習で身につけられますし、上達していきます。
「繊細さん」の本・要約
「繊細さん」の本の、繊細さんがラクに生きていけるようになるためのポイントを要約して紹介します。
ベストではなくても進んでみる
繊細さんの特徴は「感じる力が強いこと」です。
そのため、たくさんのことに気がつきます。そしてベストな状態を想像することができます。
繊細さんは完璧主義に見られがちですが、これは「気がついたから対応しているだけ」「リスクを防ごうとしているだけ」なのです。
気がついたことの全てに対応すると疲れてしまいますが、「とりあえず」という魔法の言葉を使って緊張を手放すことができます。
- ベストではないことがわかっていても「とりあえず」で行動してみる。
→「とりあえず」で何度もやると、ベストじゃなくても物事は進むことが実感できて余裕が生まれる。
刺激から自分を守るために、物理的に刺激を防ぐ
刺激を受け取りやすい繊細さんが毎日のストレスを防ぐ方法として、物理的に刺激を防ぐことが大事だと書かれています。
下記が予防とケアの具体的な方法の例です。
■刺激を予防する方法
- 視覚
→メガネやコンタクトの度を落とす、サングラスをする - 聴覚
→ノイズキャンセリングイヤホンをする、イヤホンで心地良い音楽を聴く - 嗅覚
→マスクをする、好きな香りのハンドクリームや香水、ヘアワックスをつける
■疲れたときにケアする方法
- 視覚
→電気を消して部屋を暗くする、アイマスクをする、寝室はモノを減らす - 聴覚
→静かな場所で休む、ノイズキャンセリングイヤホンをする、落ち着く音楽を流す - 嗅覚
→アロマをたく、落ち着く匂いのところへ行く
繊細さんと非繊細さんの違いを理解して、人間関係をラクにする
繊細さんは人間関係において「相手の感情を察しやすい」「その場の雰囲気を感じる」といった特徴があります。
ですが、繊細さんのこの感覚は当たり前ではないのです。非繊細さんには、この感覚が「ない」のです。
つまり、「感じ方の土台が繊細さん・非繊細さんで異なること」を理解することが大事です。
それを踏まえて、人間関係がラクになる技術として次のようなものがあります。
- 感覚ではなくて言葉でコミュニケーションをとる。
→何かしてほしい時に「察してほしい」ではなくて言葉で伝えるようにする。
逆に、言葉で頼まれるまでは、手を貸さないという選択をしてみる。
のびのび働くために、選択肢をもつ
繊細さんが仕事で消耗するのは「体」よりも「頭」です。
気を張っていたり、リスクを想定したりといった、「考え疲れ」や「緊張疲れ」があると神経が休まらず疲れが取れにくくなります。
仕事で不安を減らし、安心して働くための技術として下記のようなものが挙げられます。
- マルチタスクを避ける。
→色んなことが重なると焦ってしまうので、重要なものを1つ選んで取り組む。
1つ1つ順番に取り組むことで、集中して丁寧に取り組めるという強みをいかすことができる。 - 「気づく」と「対応する」を分ける。
→「気づいても対応しない」という選択肢を持つことで余裕が生まれる。
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「繊細さん」の本・HSPの私が読んだ感想
自分が「HSPかも」と気がついてから、HSP関連の本の中で初めて読んだのが、この本でした。
刺激を過度に受け取って疲れがたまりやすい中で、「自分って変なのかな」「なんか他の人より行きづらいな」とモヤモヤしていた気持ちをいだいていましたが、「繊細なままで良い」と肯定してくれるこの本に出会って、その性質を認められるようになりました。
本に書いてある技術を実際に実践してみて、次の2つが特に効果的でした。
- 「とりあえず」やってみる
- 「気づいても対応しない」選択肢をもつ
また、意図的に「何もしない日」をつくるというのも疲れた時の回復に効き目がありました。
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「繊細さん」の本のあらすじ要約・まとめ
この記事では、「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本の、あらすじや、要約、試し読みの情報などをお伝えしました。
この本を読むと「繊細さんが生まれもった性質を生かして元気に生きる技術」がこの本を読むと、より詳しく、より深く理解することができます。
イラストや漫画もあり、読み進めやすい内容なので、気になる人はぜひ一読してみてください。
最後に、改めてこの本は次のような人におすすめです。
- HSPの自覚があり、自己理解を深めたい人
- HSPの性質との向き合い方を模索している人
- 身近にHSPがいてその性質を知りたい人
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