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「桐島、部活やめるってよ」小説のあらすじは?読書感想文をそのまま公開

「桐島、部活やめるってよ」小説のあらすじ・読書感想を紹介

この記事では、朝井リョウさんの「桐島、部活やめるってよ」の小説のあらすじや感想を、私がかつて学生時代に読書感想文で書いた文章をほぼそのまま使いつつ、紹介します。

拙い文章で恐縮ですが、読書感想文書こうと思っている人の参考になれば嬉しいです。

社会人になって再度読み直した感想も最後に書いてます。

今ちょうど学生の人はもちろん、社会人になって読んでも面白いおすすめの一冊です。

桐島、部活やめるってよ:あらすじ

(ここから、読書感想文スタート)

バレー部のキャプテン「桐島」が突然部活を辞めた。

この本は、桐島が部活を辞めたことで広がる小さな波紋や、心の揺れがリアルに書かれている本だ。

私が、この本を手に取った理由は、「桐島、部活やめるってよ」というタイトルのインパクトが強かったのと、私がバレー部に所属していたからだ。

ちなみに、この本は決して桐島の物語ではない。

桐島の周りにいる高校生たちの物語だ。

若くて青くて瑞々しくて、でも言いたいことがうまく言えなくて、人間関係は難しくて窮屈で、だけどやっぱり美しい。

そんなことを感じるような一冊。

「桐島が部活をやめる」という出来事に対して、1章ごとに、桐島の周囲の人物たちがそれぞれの視線で語っていく。

桐島、部活やめるってよ:読書感想文

「桐島、部活やめるってよ」には、学校内のリアルな状況が書かれている。

「ダサいかダサくないかで人をふるいにかけて、ランク付けする」

「自分は誰より上で誰より下でっていうのは、すぐにわかる」

朝井リョウ 「桐島、部活やめるってよ」より

上の言葉は、目立って可愛くて、でもそれだけ、の彼女の価値観を表していて、彼氏がその価値観について考えている場面。

下の言葉は、目立たなくて地味な映画部の男子が、ふとつぶやく場面での発言。

綺麗事ではなくて、学校社会ってそうだよね、と思いあたってしまう。

学校も社会も、皮肉だが全員が同じラインにいるわけではない。自分より上の者がいて、自分より下の者がいる。

誰も直接は口に出さなくとも、心のどこかで暗黙の了解のようにわきまえている。

だから居心地が悪くなったり、劣等感に苛まれたり、ヒエラルキーの地位を守ろうとしてイジメや嫌がらせが起きたりする。

(ここから、かつて私が読書感想文用に書いた、ちょっと良い感じにまとめようとしていた文章をそのままに⇩)

だが、違う視点で見るとどうだろうか。違う項目で見渡してみたらどうだろうか。

学力・運動能力・コミュ力・芸術性・優しさ・真面目さ・誠実さ。項目はなんでもいい。

暗黙の了解のクラス内のランクと比べて、自分は上に上がるかもしれない、もしくは下に下がるかもしれない。

これが各人の中で巡ったら、「自分は下の方だから」「自分より上の人がたくさんいるから」とか、そういうのが全て混ざってわからなくなるのではないだろうか。

学校はみんなが同じラインに立っているわけではない。

しかし、ランクは存在しない。一人一人は、きっと、ただの一人なのだ。

この本には何度も「ひかり」という表現が登場する。

頑張っている人や、何かに熱くなっている人が放つ「ひかり」。

本書の登場人物たちは、自らひかりを放つ時がある。ひかりから力をもらい、不確かなひかりをずっと探している。

自分にとってのひかりが何かはわからない。私もひかりを探して、いつかひかりを放てるだろうか。

最後に、この本の登場人物たちは、歩き出そうとしている。

桐島も、きっと歩き出した上での「部活をやめる」という選択なのだろう。

一つの出来事で波紋が広がり、関係が変わり、たくさんのことを考えて、人はまた進んでいく。

これの繰り返しで、毎日生きていくのだと思う。

この本の中では、「桐島が部活をやめる」という些細だが話題性のある出来事。

自分の日常生活に当てはめるなら「仲良いと思っていた人に悪口を言われた」「好きだった人と別れた」とか。

もしかしたらこの本は、「桐島が部活をやめる」という出来事を切り取りつつ、

「一つの出来事で波紋が広がり、関係が変わり、たくさんのことを考えて、人はまた進んでいく。」

ということを示した、歩き出そうとしている人に向けた応援の物語なのかもしれない。

  • サクッと内容を知りたい人
  • 小説読んだけれど映画を見ていない人

は、映画「桐島、部活やめるってよ」(主演・神木隆之介さん)もおすすめです。

桐島、部活やめるってよ:感想

学生時代に私が書いた読書感想文をを使って、朝井リョウさんのデビュー作「桐島、部活やめるってよ」を紹介しました。

社会人になって最近改めて読んでみると、心情描写が本当に上手だなあと感動しました。

私が学生だった時代と今を比べると、今はSNSが浸透しTikTokなど個人で影響力を持てるようになったことも相まって、学校内での影響力とか、ヒエラルキーとかがさらに複雑になっているのではないかと予想されます。

中学生・高校生の時は学校が全てで、学校内の狭い社会が自分の全てのように思えたので、私が今学生だったら、すごい子と比べて「容姿も学力も才能もない自分」に焦って病んで追い込まれてしまう気がします。

そんなふうに、今学校生活が苦しい人、人間関係に悩んでいる人、もやもやする人に「桐島、部活やめるってよ」は、ぜひ読んでほしい一冊です。

別にキラキラしていなくても、もし今打ち込めるものがあるなら、それは本当に素敵なことだし、今パッと打ち込めるものが思いつかなくても進んでいけるよって背中押してくれます。

社会人になって読むと「はああ、高校生尊い」。

そして、熱中できるものがあるってやっぱり素敵だなと再確認しました。

かっこいい大人になりたいですね…!

本作は映画化されています。
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朝井リョウさんの心理描写が炸裂しているこの本もおすすめ

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